コーヒー相場2023年12月度 久々の円高傾向も、アラビカ種・ロブスタ共に高騰
明けましておめでとうございます。本年も何卒宜しくお願い申し上げます。
年始早々コロナウイルスにかかり、文字通り寝正月となってしまい幸先の悪い2024年です。
皆様もコロナやインフルエンザにならないようにお気をつけてくださいませ。
本記事では2023年12月末時点でのアラビカコーヒー相場推移について記載します。
世界的なコーヒーの需給バランスを示す「認証在庫数」の減少によって、
アラビカコーヒーは再度高騰しており、ロブスタ種においても過去最高値を更新するなど
12月は高騰に関するニュースが非常に多かった印象です。
コーヒー相場 高騰の発端
コーヒー相場価格の高騰は2021年1月からのブラジル生産量減産懸念と、2021年7月末に
発生した産地が凍結する『霜害』の発生を発端としています。過去の相場高騰理由の詳細と、
相場推移に関しましてはこちらの記事『コーヒー相場の高騰について』をご覧ください。
アラビカコーヒー相場推移・為替推移
アラビカコーヒーの直近半年間の相場推移、2年間の相場推移、為替の推移表です。
為替も少し改善されましたが、反対に原料相場価格が上昇しているため、
結果的に原料価格は高騰しております・・・。いったいいつになれば下がるのか・・・
今後の見通し
この相場価格の高騰が下がるには認証在庫数の増加が最大の課題となりますが、
ブラジルでの流通が遅れている問題や、ホンジュラスのニュークロップが輸出されるまでは
認証在庫数の増加も見込めないことから、相場が下がるのはいつになるのやら・・・という状況です。
ブラジルの24/25クロップは期待できる状況が続いており、
コロンビア23/24ミタカクロップ(サブ)もエルニーニョによる懸念はあるが、
開花は順調とのことなので、24/25クロップの出来高数が明らかとなる9月頃には、
価格が下がる可能性があります。
反対に言えばそれまでは大きく下がるような
要因がありません・・・。ロブスタ価格も上昇していることから、アラビカ価格にも
影響を及ぼしていますし、あがる想定でいたほうがよいと考えています。。
以上、ご覧いただきありがとうございました。