【2025年12月】コーヒー相場レポート|下がったようで下がらないコーヒーの価格

本記事をご覧頂きありがとうございます。大阪で1962年よりコーヒーの業務用卸(生豆・焙煎豆)、小売り製品の製造をしておりますアラブ珈琲株式会社の西埜元成と申します。本記事ではコーヒーの価格が現在どうなっているのかをやさしくまとめてます。
目次
12月のトピック
- アメリカがブラジルに対する関税を緩和
- ブラジルでの25/26年度の生産量は5,653万袋と上方修正
- ブラジルでの26/27年度も降雨あり生産増が期待
- ベトナムでは嵐があったが、収穫量自体は前年10%増
アメリカがついにブラジルに対する関税を下げました。これによってアメリカへのブラジル生豆の流通が積極的になるので、①アメリカ国内での在庫が増える→②アラビカ在庫を管理しているNYCでの認証在庫数が増える→③認証在庫数が増えれば生豆相場価格が下がる という流れになる可能性がるので期待したいところ。
関税緩和のニュースから生豆相場価格は12月中旬にガクっと下がりはしたのですが、期待するほどの下がり幅とはなりませんでした。また、円安傾向であるために流通価格には大きな影響を与えてはおりません。
ただ、ブラジルへの関税率は大きな相場高騰要因となっていたので、今回の関税率緩和は今後の相場価格に大きな影響を与えるとおもいますので、期待したいところです。
コーヒー相場 2021年以降の原料価格上昇について
コーヒー相場価格の高騰は2021年1月からのブラジル生産量減産懸念と、2021年7月末に発生した産地が凍結する『霜害』の発生を発端としています。過去の相場高騰理由の詳細と、2025年9月末までの相場推移に関してはこちらの記事をご覧いただければ幸いです。
グラフで見る コーヒー相場・円安推移
コーヒー生豆の流通価格に直結する要素となるアラビカ種、カネフォラ種の生豆相場価格、為替の推移をグラフにしております。
①アラビカ種・カネフォラ種相場価格推移|直近半年間

②為替推移とアラビカ種の理論価格|直近半年間

アラビカ種の理論価格※と、$/円の為替推移を表したグラフです。
※理論価格とはアラビカコーヒー相場価格(¢/lb)÷ドル換算(100)×為替(円/$)÷キロ換算(0.45359)というすさまじくアバウトな計算方法によって計算されています。実際にはここに貨物の保険料やコーヒーの種類によってはプレミアム(価格が上乗せ)がつくので、日本に入る通常品のコーヒー生豆価格の目安ぐらいに見ていただければと思います。
③アラビカ種・カネフォラ種の相場価格推移|直近2年間

今後の相場動向は・・・?
ブラジルへの関税率も緩和されたので、世界的なコーヒー在庫数を示す『認証在庫数』を管理するアメリカに生豆が流通し、認証在庫数が増えていくはず・・・です。そうなれば相場価格がさらに高くなる要因が一つ減り、農家は『もう相場あがらないかな・・・売っちゃうか!』となり、投機筋も『コーヒー荒れる要素なくなってきたから手仕舞いするか・・・』となり、相場も下がるものと考えております。
今は上がる要因よりも下がる要因のほうが強いと考えておりますので、下落に期待しましょう!
ここまでご覧頂き有難うございました。
こちらもご覧ください
投稿者プロフィール|Author profile

- 西埜元成営業部 部長
-
アラブ珈琲株式会社の西埜元成(にしのもとしげ)と申します。
高校生の頃からコーヒーに関わる仕事を始めて早20年。
焙煎豆の挽き売り、生豆商社での経験を活かして生豆販売、
焙煎豆商品の商品設計、焙煎豆製品の製造管理、
自家焙煎店への生豆販売や焙煎サポート 等々コーヒーに関係する
業務に従事しております。
コーヒーに関係する質問や、お店の開店、焙煎方法等で質問ございましたら、遠慮なくご連絡ください。







