【2026年3月】コーヒー相場レポート|2大生産国ブラジル、ベトナムの生育状況は順調。高水準ながらも相場は安定中・・・

本記事をご覧頂きありがとうございます。大阪で1962年よりコーヒーの業務用卸(生豆・焙煎豆)、小売り製品の製造をしておりますアラブ珈琲株式会社の西埜元成と申します。本記事ではコーヒーの価格が現在どうなっているのかをやさしくまとめてます。
目次
3月のトピック
- ブラジル26/27クロップは過去最高の取れ高を見込んでいる。
- ベトナムでの生育状況も好調
- ホルムズ海峡閉鎖によりエネルギーコスト増大懸念
- 海峡閉鎖でアフリカ産コーヒーの輸出にも影響でるか・・?
プラスの情報
コーヒーの相場価格の主要変動要因であるブラジルとベトナムの生育状況は良好な模様で、特にブラジルは26/27クロップが記録的な大生産量になることが期待されています。両国はそれぞれアラビカ種とカネフォラ種の代表的な生産国ですので、ここ数年ではもっとも相場下落の期待ができると考えています。
マイナスの情報・・・
現在、イラン情勢の緊迫化に伴い、ホルムズ海峡の封鎖リスクが指摘されており、エネルギーコストの上昇が懸念されております。これに対し、代替ルートとして紅海経由の航路が想定されますが、同ルートは既に多くの貨物輸送に利用されていることから、今後さらなる混雑が発生する可能性があります。
その結果、アフリカ産コーヒーの輸送遅延や物流コストの上昇につながる恐れがございます。実際に、2023年11月から2024年6月にかけてのフーシ派による紅海周辺への攻撃時には、物流停滞の影響を受け、アフリカ産コーヒーの価格が上昇した経緯もあり、今回も同様の動きが生じることが懸念されます。
コーヒー相場 2021年以降の原料価格上昇について
コーヒー相場価格の高騰は2021年1月からのブラジル生産量減産懸念と、2021年7月末に発生した産地が凍結する『霜害』の発生を発端としています。過去の相場高騰理由の詳細と、2025年9月末までの相場推移に関してはこちらの記事をご覧いただければ幸いです。
グラフで見る コーヒー相場・円安推移
①アラビカ種・カネフォラ種相場価格推移|直近半年間

②為替推移とアラビカ種の理論価格|直近半年間

アラビカ種の理論価格※と、$/円の為替推移を表したグラフです。
※理論価格とはアラビカコーヒー相場価格(¢/lb)÷ドル換算(100)×為替(円/$)÷キロ換算(0.45359)というすさまじくアバウトな計算方法によって計算されています。実際にはここに貨物の保険料やコーヒーの種類によってはプレミアム(価格が上乗せ)がつくので、日本に入る通常品のコーヒー生豆価格の目安ぐらいに見ていただければと思います。
③アラビカ種・カネフォラ種の相場価格推移|直近2年間

今後の相場動向は・・・?
ホルムズ海峡の封鎖やイラン情勢の緊迫化といった情勢不安が強いこともあって、相場は若干上昇しましたが、ブラジルとベトナムの生産量期待大ですので、下がる見込みのほうが強いと考えております。ただ!ブラジルはこれから霜害のシーズンに入りますので、何事もないように祈るばかりです・・・。ここまでご覧頂き有難うございました。
2026年4月の生豆価格表
以下のリンクより生豆価格表をダウンロード可能です。価格は『運賃込みの税抜価格』です。ご検討のほど宜しくお願いします。
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