【事例集】コーヒーパッケージデザイン・ラベル51選(展示会まとめ)

アラブ珈琲の西埜元成です。大阪で焙煎豆・生豆卸、ドリップパックOEMを行い、カフェや飲食店様向けに小ロットからオリジナルブレンドをご提案しています。
この度、年に一度開催されるSCAJ2025に行ってまいりました。今回はこのイベントで見かけたコーヒー商品に用いる包装資材、ラベルなどなどの製品パッケージを撮影してまいりましたので、今後のデザイン作成にご活用いただければと存じます。
SCAJ2025についての概要はこちらの記事でご確認頂けます。良ければご覧ください。
包装資材のトレンド
今回の展示会で並んでいた商品から、私が『これはイイ!』と感じたものを51種選びました。トレンドとしては、チャック付の袋がかなり増えているように感じました。以下の記事では包装資材の選び方や注意点をまとめていますのでこちらも良ければご覧ください。
スタンドチャック型
計18種写真を載せます。商品ラベルには『絵と商品名だけ』、『かなり詳細に内容を記載する』、『農園主の顔だけ』などなど多種多少なデザインがあります。チャックがあるので利便性は高いですが、その分包材単価は高いです。また、陳列時や箱詰め時にはスペースが空きやすいという欠点があります。


角底スタンドチャック袋
計16種載せます。ここ数年でかなり増えてきた形態です。自立もするし陳列性も高い最新型です。1枚あたりの価格はスタンドチャックよりも高いです。


角底袋
計6種撮影しました。角底袋では底がキマると自立します。ガセット袋よりちょっと高いです。これは角底袋に限った話ではありませんが、単色の背景に単色の印刷をされているデザインが多いように感じました。

他形態(ガゼット、ピローなど)
だた包材に商品ラベルを貼るだけではなく、クリップで説明文を挟んでみたり、ラベルの内容も詳細に記載されていたりと色々な工夫がされています。

まとめ
参考になったラベルデザインやパッケージはありましたでしょうか?どれだけコーヒーの品質が優れていても、デザインや機能性がなければ手に取って頂けません。各社様々なデザインや工夫があったように感じました。また以前はコク、酸味、甘味といった風味要素をある程度数値化するようなデザインがあったのですが、具体的な言葉での説明になっているデザインが増え、購入者への伝えかたにも変化を感じます。
嗜好品であるコーヒーは、感じ方も好みも人それぞれ。だからこそ、売り手が「自分はこのように感じた」という想いを、なるべく噛み砕いてわかりやすく伝えることが大切だと思います。今回の展示会を通して、“味を伝えるデザイン”の奥深さを改めて学ばせていただきました。
投稿者プロフィール|Author profile

- 西埜元成営業部 部長
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アラブ珈琲株式会社の西埜元成(にしのもとしげ)と申します。
高校生の頃からコーヒーに関わる仕事を始めて早20年。
焙煎豆の挽き売り、生豆商社での経験を活かして生豆販売、
焙煎豆商品の商品設計、焙煎豆製品の製造管理、
自家焙煎店への生豆販売や焙煎サポート 等々コーヒーに関係する
業務に従事しております。
コーヒーに関係する質問や、お店の開店、焙煎方法等で質問ございましたら、遠慮なくご連絡ください。
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