ベーカリーにコーヒーを導入するメリットとは?粗利アップにつながる理由とおすすめ機器をご紹介
目次
パン屋・ベーカリーにコーヒーを導入するメリットとは?

本記事をご覧頂きありがとうございます。大阪で1962年よりコーヒーの業務用卸(生豆・焙煎豆)、小売り製品の製造をしておりますアラブ珈琲株式会社の西埜元成と申します。
最近ではパンだけでなく、コーヒーも一緒に販売するパン屋が増えています。パンとコーヒーの相性が良いことは、多くの方がご存じだと思います。実はコーヒー販売は、少ない設備投資で始められるうえ、粗利率も高く、客単価アップにもつながる魅力的なメニューです。さらに、「パンと一緒にコーヒーも」というお客様のニーズに応えることで、満足度の向上にもつながります。
【まずはここだけ】ベーカリー×コーヒー導入チェックリスト
- パンの濃厚な味わいに、コーヒーの苦味や酸味がよく合う
- コーヒー1杯で客単価を300〜500円引き上げられる
- 14〜16時の「アイドルタイム」の集客にもつながる
- 1日3杯の販売でも年間約26万円、10杯なら年間約86万円の粗利が見込める
- 店舗規模・運用スタイルに合わせて選べる機種がいくつもある
これらを1つずつ順番に説明していきます!
なぜパン屋でコーヒー販売がおすすめなのか

①パンとコーヒーの相性が良い!
パンと一緒に飲みたいドリンクの筆頭であるコーヒーですが、相性が抜群な理由はパンの「脂質」にあります。
クロワッサンやデニッシュなどバターを使ったパンの濃厚な味わいに、コーヒーの苦味や酸味がアクセントとなり、後味をすっきりと感じやすくなるため、最後まで飽きずに美味しく食べ進めやすくなります。
②ついで買いを誘発し「客単価」を上げやすい

パンとコーヒーの相性が抜群だからこそ、お店側にとっては「客単価を自然に引き上げる強力な武器」になります。
コーヒーを350円で販売した場合、パンだけを購入されるお客様にコーヒーを「もう1品」選んでいただくことで、そのまま客単価アップにつながります。パンをもう1個追加してもらうよりも、ドリンクを1杯セットにしてもらう方が、お客様にとってもハードルが低いためです。
特に以下の様な仕掛けを作ることで、購入率をさらに高めることができます。
・「パン+コーヒー」のセット割引: 「お好きなパンに+300円で挽きたてコーヒーをセット」といった定番の打ち出しです。お得感があるため、レジ前での「ついで買い」を後押しします。
・ペアリングの提案POP: レジ横やプライスカードに「クロワッサンに一番合う深煎りコーヒー」といったポップを添えることで、お客様の「一緒に味わってみたい」というフックを作ります。
・テイクアウト需要の取り込み: 忙しい朝の通勤時やランチタイムに、「美味しいパンと本格的なコーヒーが1カ所で揃う店」としての利便性を提供できれば、コンビニやカフェに流れていた層を丸ごと取り込むことができます。
利益率の高いドリンク類は、原材料高騰が続くベーカリーの経営において、全体の利益構造を支える頼もしい存在になってくれるはずです。
③朝夕以外の「アイドルタイム(おやつの時間)」の集客
ベーカリーの客足は、朝食を求める朝や、ランチ時の昼に集中しやすく、14時〜16時前後は客足が落ち着く「アイドルタイム」になりがちです。
ここに本格的なコーヒーと、デニッシュや菓子パンを組み合わせた「おやつセット(カフェセット)」を打ち出すことで、午後のカフェ需要やテイクアウト需要を取り込むことができます。これまで逃していた時間帯の客足を動かし、店舗の稼働率を均一化するメリットがあります。
まとめ
パンとコーヒーの組み合わせは、①相性の良さによる満足度アップ、②客単価アップ、③アイドルタイムの集客という3つの効果を同時に狙えます。次に、実際にどれくらいの利益につながるのか、具体的な数字で見ていきます。
コーヒー導入でどれくらいの収益が見込めるのか?

「コーヒーの導入には、高額な設備投資や手間がかかる割に儲からないのでは?」と思われるかもしれません。しかし、実は1日たった数杯の販売でも、年間で見ると非常に大きな利益(粗利)を積み上げることができます。
ここでは、実際にパン屋さんでコーヒーを販売した場合の具体的な収益シミュレーション(粗利ベースの目安)を見てみましょう。

例えば・・・
- 1日3杯の販売でも、月間約2万円、年間約26万円の粗利
- 1日6杯の販売なら、月間約4万3千円、年間約52万円の粗利
- 1日10杯の売れれば、月間約7万2千円、年間約86万円の粗利
が見込めます。勿論実際の販売価格や杯数によって金額は変動しますが、コーヒーは比較的利益率を高く設定でき、少ない販売数でも収益に貢献しやすい商品です。
※上記の目安は、弊社からご提案するコーヒー価格が¥3,300/kg(通常品)、カップフタなどの消耗品を含め、1杯あたりの原価を¥63/杯、お店での販売価格を¥350とし、1杯の粗利を¥287/杯と試算しております。
※一ヶ月の営業日数を25日/月で計算しております。
上記の収益シミュレーションは粗利ベースとなっており、コーヒーを抽出するための「初期の機械代(設備投資)」は含まれていません。「うちのお店だと、初期費用はどれくらいかかるんだろう?」 「スタッフが少なくて忙しいから、簡単に使える機械がいいな……」
そうお悩みの方に向けて、次の章では、お店の規模やオペレーションに合わせて選べる「パン屋さん向けのおすすめ抽出機器」をご紹介します。それぞれの機械を選んだ場合の「初期費用の回収目安」も合わせて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ベーカリー向けおすすめ機種・組み合わせ
カリタ KW-25S
→まずは低コストでコーヒー販売を始めたい店舗様向け

使用方法
- ①コーヒーペーパーと抽出杯数分の粉をセット
- ②タンクに抽出杯数分の水を入れてスイッチON
- ③約5~6分で抽出完了
特徴|一度に大量抽出が可能な業務用コーヒーマシン。上下2か所のウォーマーを搭載しており、保温しながら次の抽出ができるため、来客やピークタイムにも対応しやすい機種です。アイスコーヒー抽出用としても使用できますので、抽出したコーヒーを冷蔵しておけば、注文時にすぐコーヒーを提供することが可能です。
注意点|最小でも5杯分のコーヒーを抽出する必要があります。利用人数が少ない環境では飲み切れずロスが発生しやすくなります。また、長時間保温すると風味が変化(劣化)するため、30分ほどで入れ替えを行う必要があります。
カリタ KW-25S + CP-25(保温ポット)
→ピーク時の提供スピードと保温性を重視する店舗様向け

特徴|Kw-25Sだけでは、保温時間超過によるロスが発生することがありますが、CP-25の様な魔法瓶タイプの保温機があると、保温時間を倍近くまで伸ばすことができます。また、KW-25S単体での提供時はデカンタを持ってカップに入れるという作業が必要ですが、CP-25があるとカップをセットしてレバーを下げるだけなので、スピーディな提供が可能になり、スタッフの安全面も高まります。
抽出液のロスが気になる方や、設置スペースがある店舗におすすめの組み合わせです。
デロンギ ECAM44660BH
→少ないオペレーションでラテメニューまで提供したい店舗様向け

使用方法
- ①機械内に豆、水(タンクに)をセット
- ②タッチパネルからメニューを選ぶ
- ③抽出完了
特徴|ボタンひとつで簡単にラテ系メニューも抽出ができます。機械内部に粉砕機能があるので、コーヒーミルが必要ありません。ミルクの泡立ても自動で行われるのでカプチーノメニューも対応可能と、提供できるメニューの幅が広がります。
ラテ系メニューには別途キャラメルやチョコレートシロップをご用意いただければ、『カフェモカ』や『キャラメルラテ』といったドリンクメニューも提供できるようになります。
注意点|1日の推奨抽出杯数が『35杯』と、一度に大量抽出する用途には向かず、利用人数が多い環境では抽出待ちが発生する場合があります。どの機械でもそうですが、生乳を用いる機械はミルク回路やコンテナの定期洗浄が必要です(そんなに難しくないです)
ECAM44660BH +カリタKW-25s
→ピーク時の提供力とアイドルタイムのロス削減を両立したい店舗様向け

特長|ECAM単体ではピークタイムでの提供時に抽出待ちが発生する恐れがあることから、ホットコーヒーの提供はKW-25S、ラテ系メニューはECAMで対応することでお客様を待たせることなくドリンクの提供が可能になります。
また、アイドルタイム(ちょっと暇になる時間帯)はECAM単体でドリンクの提供を運用することで、KW-25Sでの抽出ロスや保温時間超過による品質劣化を防ぐことも可能になります。
時間帯に応じて使用機器を使い分けることで、効率と品質を両立できるおすすめの組み合わせです。
ドクターコーヒー Coffee Center1G3P
→コーヒーだけでなく幅広いドリンク販売を本格的に行いたい店舗様向け

使用方法
- 豆とパウダー(ミルク、抹茶、ココアなど最大3種)をセット
- 抽出ボタンを押す
特徴|コーヒー、カフェラテに加え、ココアや抹茶ラテなど多彩なドリンクメニューに対応。1日80杯の抽出能力があり、安定した提供が可能です。提供するメニューに応じて抽出量や粉量の調整ができるので、多彩な風味設定が可能です。
注意点|パウダーホッパーや抽出ユニットの定期清掃が必要です。また、パウダー原料の補充管理が必要となり、メニュー数が増えるほど運用管理の手間も増加します。
まとめ|コーヒーはベーカリーの「粗利」と「客単価」を底上げする武器になる
- パンとコーヒーの相性の良さは、満足度アップだけでなく客単価アップにも直結する
- 14〜16時のアイドルタイムなど、これまで取り込めていなかった時間帯の需要も狙える
- 少ない杯数からでも、積み重ねれば年間で数十万円単位の粗利につながる
- 機種は「大量抽出型」「ラテ系対応型」「組み合わせ型」など、店舗の規模やオペレーションに合わせて選べる
コーヒー導入をトータルでサポートします!
アラブ珈琲は1962年創業の業務用コーヒー会社です。コーヒー豆の選定はもちろん、店舗規模や販売杯数に合わせた機器選び、メニューづくり、導入後の運用までサポートいたします。
「うちのお店なら、どの機械が合う?」というご相談だけでもお気軽にお問い合わせください。
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