アラブ珈琲コンシェルジュ

日々Twitterでコーヒー相場価格をつぶやいていますが、高止まりの相場感が続いており、いつになったら下がるのか、それともまた上がるのかわからないひじょうに不安定な状況が続いております。
今回は現在の相場推移と今後の動向についてまとめます。

過去のコーヒー相場推移

現在の相場感がどれほど高いかをご理解頂くために、過去の相場にさかのぼってみました。誇張なしで現在は高騰前の1.7倍～2.0倍ほどの原料価格になっております。

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コーヒー相場過去10年分

まずはコーヒー相場（アラビカ種）が過去10年間でどのような推移なのかを以下グラフにてご確認いただければと思います。過去10年間では2019年が平均103￠/lbと安値で推移しております。

これは相場が高騰し始めた2021年の平均相場に対して1.64倍、2022年の平均相場に対して2.08倍となっており、如何に現在のコーヒー相場が高騰しているかをご理解いただけると思います。

コーヒー相場高騰のはじまり（2021.01~)

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現在のコーヒー相場高騰は2021年1月頃から始まっています。高騰要因と推移を表したグラフです。

詳細な内容は過去に作成した記事をご覧いただければと存じます。➡➡コーヒー相場の高騰について

現在の相場動向と今後の予測

2023年3月時点のコーヒー相場

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以下グラフが直近のアラビカコーヒー相場推移です。このグラフだけ見ると下がってるように見えますが、この2月から3月にかけては170￠/lb～190￠/lbにて高止まりしている状況です。この記事を書いている現在は160￠/lb台に割り込むか・・・？という下がり調子ではありますが反発して上がる可能性も大です。

今後の相場予測・・・

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私の経験則ですが、例年4月からはコーヒー相場が上昇する傾向にあると考えています。といいますのもコーヒー相場に最も影響を与える大生産国ブラジルでの収穫が開始する月だからです。ブラジルでの収穫は早いところで4月から始まるのですが、実際に収穫が始まると生産者や農協から

『収穫中に降雨が激しくて、結実した実が落果したので収穫量落ちそう！』
『思ったより成熟が進んでおらず、収穫が遅れるかもしれない！』

という情報がでてきます。こういった情報が先物市場に伝わると
『今年のブラジルは不作かもしれない。。相場が荒れるかもしれないので今のうちに買っておいて高騰したら売って儲けちゃお！』

という流れでトレーダーや実需筋は動きだすため、4月からは相場が動きやすいです。
また、7月から8月にかけては相場に最も影響を及ぼすといっても過言ではない産地が凍結する『霜害』の発生懸念もありますので、収穫が終わる9月末ぐらいまではジリジリあがっていくのでは・・・と考えています。

ここまでご覧いただきありがとうございました。
コーヒーに従事してはや20年たちますが、相場の動向は本当に読めません。現在は高値で落ち着いてはいますが、少しでも早く下がることを願ってやみません。